私(西村幸太郎)の一連のブログ記事です。私がどういう人間なのか、どういう活動をしているのか、どんなことを考えているのか、どんな知識やスキルを持っているのか、信頼に足る弁護士か、などなど、たくさんの疑問をお持ちの方もおられると思います。そのような方々は、是非こちらの記事を御覧ください。

3つのA

企業活動において,メンタル不調の問題が注目されるようになりました。しばらく前から。

そもそも,不調って,どう見分けるんでしょうか。企業側の視点から考えてみます。

この点,「3つのA」ということが言われています。

①アルコール ②アブセント ③アクシデント です。

①アルコールは,お酒も含んではいますが,お酒だけでなく,たばこ,ゲーム,甘い物,衝動買い,ネットサーフィン,過度なメール,過度な趣味などなどといったものになります。その人がちょっとしたストレス解消や気分転換に使っているもの。趣味嗜好と言ってよいと思います。これらに依存的な傾向が強くなると言うことは,ストレス解消や気分転換を頻繁にしなければならない状況ということになります。度を越さなければ問題ないのでしょうが,日常生活に支障をきたすほどの徴候が出てきたら,危険信号です。依存的傾向が強まると,睡眠時間や体調など,生活リズムが乱れていきます。日常生活のルーティンに変調ももたらします。眠れなかった,食事がとれなくなったという症状を訴えるようになります。胃腸に異変が起こっているかもしれません。

②「欠勤」「アブセント」という日常生活の不調行動は,メンタル不調のサインです。遅刻,早退,欠勤…もう少し手前にいくと,普段はやっている服装,髪,お化粧などの身だしなみや振る舞いについても,いつもとは違うだらしなさが出てきます。生活の乱れが,仕事をするにあたっての基本的な事項に影響を与えてくるのです。

その結果,③「ミス」「アクシデント」が増えます。アポの時間を間違える,誤字脱字が多くなる,言ったこと言われたことを忘れる…といった具合です。そのような行き違いから,周囲の仲間や仕事上のトラブルが増えるでしょう。最悪の場合,大きな事故や問題へ発展することもあります。

これらは表にあらわれる「行動」ですので,企業側でも気を付けて見ていれば,「気づき」を得ることはできます。気づいて,声掛けをする。これがメンタル対策の第一歩と思います。


ブロガー: 弁護士西村幸太郎

豊前の弁護士です。