私(西村幸太郎)の一連のブログ記事です。私がどういう人間なのか、どういう活動をしているのか、どんなことを考えているのか、どんな知識やスキルを持っているのか、信頼に足る弁護士か、などなど、たくさんの疑問をお持ちの方もおられると思います。そのような方々は、是非こちらの記事を御覧ください。

うなぎや

豊前市で鰻を楽しめるお店,「うなぎや」(福岡県豊前市大字久松246-2)。中庭で流れる水のせせらぎを楽しみながら,食事を楽しめます。雰囲気があってよいお店。母体の(有)豊前淡水は鰻の養殖を行っているそうで,低価格で鰻を楽しめます。写真は,ランチ(1080円)。 enter image description here

一憩庵

一憩庵(いうっきゅうあん)。宇島駅近くにある,隠れ家的な名所です。お店は一見してわかりづらいですが,のぼりが目印。店主が実際にとってくるというあさりをふんだんに利用した,あさり貝汁定食が有名です。

私も,貝汁定食を頼んでみると…

おわんからはみでる貝。広く深いお椀いっぱいの汁。ものすごいボリュームでした。ご飯はご飯で,昔盛り。日本昔話に出てきそうな,お椀いっぱいのご飯が出てきて,「おかわりもあるよ」とのこと。

満足満足。ワンコイン500円。とてもコスパがいいですね。豊前自慢の,海の幸も堪能できます。その他の定食(500円)も,+200円(小)or+300円(中)で貝汁を付けられるとのこと。またおいしくいただきたいですね。驚きの安さでボリューミー。おすすめの食堂です~

※写真は,副菜を食べてしまっていますが,副菜×2,漬物(このときは沢庵2つ)があります。 enter image description here

自首について

自首(刑法42条)とは,犯人が捜査機関に自発的に自己の犯罪事実を申告し,その訴追を含む処分を求めることをいいます。

自首が認められると,裁判官の裁量により,減軽がされる可能性があります(自首の効果)。

こうした定めがある趣旨は,①犯罪の捜査及び犯人の処罰を容易にさせること,②無実の者の処罰の危険を避けること,③予備罪等について犯行の着手を未然に防止すること,③犯人の改悛による非難の減少などといわれています。

自首が認められるためには(自首の要件),①捜査機関に発覚する前に,②犯人が自発的に,③自己の犯罪事実を,④捜査機関に申告すること,が必要です。

④捜査機関に申告するにあたっては,代理人はNG(刑訴法245条が240条を準用していない)だが,使者によるのはOK。ただ,この場合は,使者の供述が本人の自首と解するより,本人が使者を介在して自首する旨の意思表示をしたと解し,本人による直接の申告によって,自首が完結したものと見るべきではないかと思います。

手続面では,刑訴法245条が,告訴の手続を準用しています。自首の方式としては,書面又は口頭で検察官又は司法警察員にこれをしなければなりません。

刑訴法335条2項の事項=「法律上の成立を妨げる理由…となる事実」「刑の加重減免の理由となる事実」にあたるか。自首は後者に当たるように見えますが,これは必要的加重減免事由に限るとされていますから,裁量的に減免し得るに過ぎない自首はこれに当たらない(特別に必要的減免が定められている罪であれば別)ということのようです。

最後に,捜査機関が従うべき犯罪捜査規範では,以下のような定めがあります。

第68条(自首事件の捜査) 自首のあった事件について捜査を行うに当たっては,次に掲げる事項に注意しなければならない。 ⑴ 当該犯罪または犯人が既に発覚していたものでないかどうか。 ⑵ 自首が当該事件について他に存する真犯人を隠すためのものでないかどうか。 ⑶ 自首者が,自己が犯した他の犯罪を隠すために,ことさらに当該事件につき自首したものでないかどうか。

ご参考までに。

オニメン2

今回は,うどんの官兵衛のオニメンをいただいてきました。うどん麺と唐辛子。ぶっかけ風。ニブルスのパスタ麺とはまた違った趣を楽しめました。うどん麺(白)だったからか,赤みはそれほどでもなかったですが,大変おいしゅうございました。 enter image description here enter image description here

オニメン

豊前のご当地グルメ,オニメンをいただいてきました! 「豊前とうがらし」を使用(辛い!)。「鬼」を連想させる赤い色に仕上げた汁なしの麺料理です。肉を使う際は鶏肉のみ。神楽の舞い手や囃子方が,神楽期間中は牛肉,豚肉等を口にしないからだとか。

5か条の「鬼のお達し」を満たした上で、各店様々な創意工夫を凝らしたものを「豊前オニメン」として認定しているとのことです。

本日うかがったのは,ニブルス。豊前に昔からあるボリュームたっぷりのパスタがいただけるお店ですが,汗だくになりながらいただきました(笑)。他のテーブルのお客様も,オニメンを注文する方が多かった印象。人気メニューですね!食後のかぼちゃプリンも絶品でした。ぜひ1度ご賞味ください~

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どんぐり

ランチ・カフェ【どんぐり】(@福岡県築上郡上毛町垂水338-1)で昼食をいただいてきました。豊前警察署垂水駐在所の向いあたり。特にビーフシチューが絶品と評判のお店です。

店内は,レトロでおしゃれ。上品なアンティークが雰囲気を醸し出してます。私の食事中には,エンヤのonly timeが!ゆっくりくつろぎながら,味わうことができました。 客層は,ある程度年齢高め。マダムたちの憩いの場,ご夫婦で利用にぴったりのようです。

写真は,ビーフシチューランチセット(1500円)ですが,ボリュームたっぷり,お肉がトロトロで美味です。食後のデザートも複数出され,甘党の私も大満足。ご案内いただいた奥様の笑顔も素敵です。

お近くにお寄りの方は,ぜひご利用ください~ 隠れ家的な良所ですね! enter image description here enter image description here

豊築ツアー

私が親しくさせていただいている弁護士複数名を豊前市にお招きして,豊築ツアーをしてきました。年度末の(自分に対する)慰安旅行も兼ねています。

うみてらす豊前,宇島港,火力発電所汐湯の里大富神社天空の杜(天空の城??),嘯吹八幡(うそぶきはちまん)神社千手観音堂,求菩提山,犬ヶ岳,おこしかけ俥茶屋,三毛門駅(三毛門かぼちゃのロータリー),そして天地山公園(お花見)…などなど,さまざま見て回りました。

お宿は,卜仙の郷。各お部屋に,露天風呂がついていて,なかなか豪華です。さらに,みなさま,豊前自慢の,さまざまな食を気に入っていただけたようです。

大粒のあまおうに驚き,いちじくソフトに感激し,かぶとガニを生で見て興奮し,大ボリュームのステーキも堪能しました。腹ごなしに,豊前市最大の公園である天地山公園を歩きながら,桜を堪能できました。休日の良い天気,家族連れも多かったですね。豊前市のおしゃれなお菓子屋さん,パッション武藏屋でも喜んでご購入いただいておりました。大河内傅次郎のお菓子に食いついていた方もおられましたね(笑)。豊前市出身なのです。豊築地域にたくさんお金を落としていただき,経済活性化にご協力いただきました(笑)。

気に入って,またお越しいただけるとのこと。次回も,積み残しのところに,さまざまご案内いたします!

求菩提資料館,求菩提キャンプ場,蛍,山帰来風知草菓樹(スープカレーとソフトクリーム),道の駅しんよしとみ,太平 千寿庵,太平楽…その他,ご案内したい場所はたくさんあります。今回は時期を逃した豊前の一粒牡蠣もぜひご賞味あれ(今年度は,天候不良で牡蠣がなかなか取れなかったのです。)。ぜひ,今後も,豊前市を,豊築地域を,よろしくお願いいたします!

写真は,天地山公園の頂上から。 enter image description here

憲法市民講座-楾大樹先生講演会

福岡県北九州部会では,定期的に,憲法市民講座と題して,市民も交えた憲法の勉強会を行っています。平成30年3月27日18時~20時30分,広島弁護士会・楾大樹先生をお招きして,憲法に関するわかりやすい講演をいただきました。

以前,私のブログでもご紹介していますが,「檻の中のライオン」という斬新な憲法の書籍を執筆されている先生です。クイズ形式で,さまざまな憲法の問題につき,一般の方に誤解を招きやすい部分を紹介しながら,講演が進んでいきました。ときには,小学校の公民の教科書がいかに曖昧につくられているか,厳しいご指摘をいただきながら,お話しいただきました。自民党憲法改正案なども紹介され,参考になりました。 2013年の参院選で争点となった,「憲法96条改正論」。2015年に成立した安保法制。緊急事態条項をつくろうとしたり,特定秘密保護法で選挙の前提となる情報収集が困難になったり…。2012年の自民党改憲草案は,国家が国民を縛るという逆転の発想でつくられているのではないか。最近の議論も踏まえ,大変勉強になりました。

詳しくは,→檻の中のライオンプロジェクトも参照。

ぜひ,多くの人に,興味をもってもらいたい。講演を聞いてもらいたい。書籍を読んでもらいたい。そんな内容です。

私も,「憲法紙芝居」を購入しました。豊築地域の憲法教育に,利用させていただき,主権者である皆様への情報提供の一助となればと思っています。

よろしくお願いいたします。

近時の消費者問題雑感③

消費生活相談員との勉強会を終えての雑感③です。

③業務提供誘引販売取引

仕事を提供して収入が得られることを誘引文句に,その仕事をするために必要だとして商品や役務を販売するというもの。楽して儲けれるなら…とか,いますぐお金が手に入るなら…とか,消費者心理に付け込んで,利得を得ようとする商法です。(消費者に対しても,安易に乗っからないように法教育の必要性はあると思います。)。内職商法やモニター商法がその典型です。

特商法は,これに当たる場合,概要書面・契約書面をそれぞれ交付するべきこと,クーリングオフができること,クレジットを利用した場合は,業務の提供に関する債務不履行を理由にクレジット会社への支払拒絶の抗弁が主張できる(抗弁の接続)などの定めをしています。

「収入が得られますよ」とのうたい文句で,収入が得られるようななんらかの仕事の記載もないようなマニュアルを提供しているようなケースもあるようで,そのような場合は,もしかしたら,不実告知,詐欺などといった構成で,契約を取り消すという方が,実態にあっているかもしれません。

いずれにせよ,消費者側の自衛策としては,安易に儲かる手段などないと自覚して甘言に惑わされないようにすること,いざ業務提供誘引販売取引に引っかかってしまう場合にはひとまず早急にクーリングオフを検討するなどすべきということを押さえておけばよいかと思います。

近時の消費者問題雑感②

消費生活相談員との勉強会を終えての雑感②です。

②高齢者への与信,高齢者と過量販売

体の力が低下した方については,たとえばヘルパーさん等がその低下した部分を補って助けてくれます。判断能力が低下した方については,財産管理ができないとなれば,後見人が選ばれ,その方が財産管理してくれるというのが,法制度のタテマエになっています。

取引,契約には,それをするだけの能力=意思能力が必要ですが,これがない状態でした取引は無効です。ただ,取引ごとに,意思能力の有無を個別に判断するのは難しく煩雑でもあるので,判断能力がなくなったとされる場合には後見人を選任し,逆に言うと後見人がついている状態であれば本人は意思無能力状態なのだなとわかるようになります。ところが,本来意思無能力だったとしても,後見人がついていないと,外から見ても,本人が判断能力がある状態なのかどうかはわかりません。年齢が上がってきたというだけでクレジットを利用できるだけの能力がないとはされませんから,後見人がついてない事案では,よっぽど意思能力を疑う徴表がない限り,意思能力はあるものとして,支払能力の有無で与信判断してしまうのでしょう。「クレジット会社は,なんでこの人の審査を通したんだ。」と言いたくなるような事案もあるかもしれませんが,このような構造になっているものと思います。

こうして,支払いができる高齢者の方が,業者のすすめに応じ,必要以上に健康食品や布団などを購入してしまうというトラブルがあります。過量販売の問題です。

次々にいろいろな物を売りつけて被害が拡大するような類型を次々販売などと言ったりしますが,こうして不必要にたくさんの買い物をしてしまったというケースへの対処のため,「分量」という客観的な指標を根拠に,特商法に取消制度が導入されています(法9条の2過量販売解除制度)。

消費者にとって「その日常生活において通常必要とされる分量を著しく超える商品・権利・役務」に関する契約を対象とし,これにあてはまれば,契約を解除することができます(クーリングオフの規定が準用されるため,同様の効果が得られます。)。この「分量」に関しては,①1回の契約で過量の場合,②当該契約により過量になる場合,③すでに従前の契約で過量になっている場合,がありますが,業者が複数関与し,②③の形で過量になっていると思われるときは,業者の認識が問題になります。

業者が,「以前うかがった〇〇さんから紹介を受けました」などといって訪問してきたケースなどは,すでにある程度購入していることを知りながらセールスしていることになるので,②③の過量の認識はあるといいやすいかもしれません。また,狭い家の場合,玄関からたくさんの段ボールが見えているような状況があれば,過量の認識も認めやすいといえます。

いずれにせよ,複数業者がからむ過量販売については,業者の認識が問題になり,難しい問題を含みます。

このような次々販売,過量販売の被害に遭われている方は,ある程度悪質業者からターゲットにされている可能性がありますし,自衛できるだけの判断能力がなくなっているということであれば,後見等制度を利用して,専門家第三者にブロックしてもらうということも検討すべきと思われます。