私(西村幸太郎)の一連のブログ記事です。私がどういう人間なのか、どういう活動をしているのか、どんなことを考えているのか、どんな知識やスキルを持っているのか、信頼に足る弁護士か、などなど、たくさんの疑問をお持ちの方もおられると思います。そのような方々は、是非こちらの記事を御覧ください。

Leagal Force 導入しました

九弁連の協議会で例年のようにIT化と支部問題を扱い,新型コロナウイルスの問題で待ったなしでIT化・リモートワーク化の導入を検討せざるを得ず,時代の流れとしてもIT化に対応せねば…と考え,約1年かけてせっせとペーパーレス化,IT化をいろいろと試しているところです。あわせて,幣所でもRPA(Robotic Process Automation)を進めようと思いまして,ひとつの取り組みとして,Leagal Forceを導入してみました。

契約書レビューツールであり,AIが契約書のリスクの洗い出しをしてくれます。弁護士は,AIでは対応できない個別具体的な対応などに注力することができ,より質の高いサービスが提供できればと考えております。法改正のスケジュールなどもわかり,これにあわせた書式の活用・提供などにも役立ちそうです。

事務所が益々進化していくよう,今後も精進してまいります。

日本商工会議所青年部の魅力

令和3年6月6日午後6時~,日本商工会議所青年部の吉川会長による,「企業経営と経済団体活動の両輪から生み出された業績アップの秘訣」を視聴しました。今回は船井総研主催の全国大会の一環としての講演です。

DX大賞受賞企業(船井会計事務所経営研究会 表彰)が語る商工会議所青年部の魅力,という触れ込みです。私は中津商工会議所青年部に所属するメンバーになりますので,興味深く視聴させていただきました。

自らも日本商工会議所青年部の会長とイワサキ経営の代表という2足のわらじを履きながら企業改革を推し進めた吉川会長のお話ですが,会長も当初は苦労したそうで,そんななかでもV字回復を図れたのは,YEGの活動があったからといいます。

講演では,DXの取り組みについて詳しく紹介されていましたが,吉川会長は8名の税理士も抱える会計関係のお仕事ということで,隣接士業としておおいに参考になるところがありました。Google Suitを導入したり,紙のFAXを廃止してすべて電子データで振り分けをしたり,青年部活動のなかでユーチューブの可能性を知ったので1分間相続講座を配信したり(営業面だけでなく,新入社員がものすごく勉強して教育にも役立つ),事務所を建て替える際に固定のデスク(定まった着席場所)を作らないようにしたり,全社員に統一ルールを適用するため1つの例外もなくスマホをもたせたり(全員に持たせるとむしろ全体として安価で契約できる。),日常業務で忙殺されて業務がおろそかにならないよう専属の企画営業課を立ち上げたり,,,といった内容は,共感できるところ,すぐにでも真似しようと思うこと,いろいろな気づきが得られました。

吉川会長は,YEGの魅力について,仲間づくり,自己研鑽,地域貢献,政策提言活動などいろいろと述べておられましたが,なかでもYEGで得た最新の情報を企業経営にも活かせること,YEGで得た組織論に関する経験・知識が経営でも役立てられることを強調しておられるように思われました。組織論については,企業のなかでは「社長」という地位にあるものが,YEGでは会社でいう平社員から中間管理職(委員会など),役員,社長(会長)にあたるポジションまで,1年ごとにさまざまな役を経験することができ,それぞれのポジションの方がどんな気持ちで仕事をしているのかなどもわかるようになったという話をしておられて,ああ,なるほどなあと思いました。

特に私の場合,超零細の個人事業主になりますので,組織でやっていくことの難しさなどを経験できるのはよいことなのかもなあと思えました。

今回のお話も糧に,YEG活動ももちろん,事務所経営にも益々取り組んでいきたいと思います。

「介護疲れ」90歳母殺害 大分合同新聞 2021年6月2日25面

今朝,新聞を見ていますと,ショッキングなタイトルが目に入りました。

「「介護疲れ」90歳母殺害」 大分合同新聞 2021年6月2日25面 です。

逮捕段階で,詳細はこれから捜査するのでしょうから,内容には言及しませんが,記事の最後に載っていた,「「地域の中で孤立していたのだろうか。」70代の女性は語った」という一文もインパクトがありました。

幣所は,高齢者の多い地域のなかで,介護業界に密着した活動をしたいと考えています(現在,業界に特化したHPも作成中です。)。地域包括ケアシステムのなかに,法務の専門家としてお力添えできれば…と思っています。今回の事件の記事を見て,改めて,介護というのがときに過酷な世界なのだと思い知らされ,改めて,このような事件がなくなっていくよう,陰で支える一員になれたらという思いを新たにしました。

生活実態,事件に至る経緯などが気になるとことです。事件の経過はこれからも追いかけていきたいと思います。