私(西村幸太郎)の一連のブログ記事です。私がどういう人間なのか、どういう活動をしているのか、どんなことを考えているのか、どんな知識やスキルを持っているのか、信頼に足る弁護士か、などなど、たくさんの疑問をお持ちの方もおられると思います。そのような方々は、是非こちらの記事を御覧ください。

法曹人口増加問題と弁護士の在り方

非常に参考になったので,紹介と感想について,簡単に記載します。

「弁護士は増えたけど・・・ 法曹人口問題について考える市民集会」報告書

この報告書Q3によると,地方の方々の弁護士へのアクセスについては,弁護士の数が増えたことがプラスになっているという意見がありました。ニーズもあるという意見です。大変喜ばしいことです。 一方で,私の実感として,弁護士が増えたから,「さあ,地方に行こう!」という弁護士も増えるかというと,そういうわけでもないのかな,と思います。弁護士の志,生き方の問題ですから,なんともいえませんが,地方でやっていこうとするからには,それなりの勇気,覚悟,根性が必要だと思いますから,そういった人材の育成が課題かもしれませんね(もちろん,私も,そうありたいと,日々努力を続けています!)。

また,この報告書Q2によると,消費者相談の需要はあるのではないかということです。消費者分野は,それ自体が専門的で難しい分野である反面,業者側もいやらしく,弁護士費用や訴訟費用を考えるとペイしないような金額で被害を生じさせる傾向があり,費用対効果面も難しい分野です。弁護士として,関与の仕方が難しい分野といえます。しかし,報告書のとおり,消費者被害に苦しむ方は,現に存在しているのですから,私も,この現実を常に心に留めながら,いかにして弁護士として手を差し伸べていけるかを,日々考えていきたいと思います。

この報告書の末尾には,市民集会という企画が民主的で好感がもてる旨も記載されています。私も,地域の方と弁護士の距離を縮めるための企画を,なんらか考えてみたいなと思いました。


ブロガー: 弁護士西村幸太郎

豊前の弁護士です。