私(西村幸太郎)の一連のブログ記事です。私がどういう人間なのか、どういう活動をしているのか、どんなことを考えているのか、どんな知識やスキルを持っているのか、信頼に足る弁護士か、などなど、たくさんの疑問をお持ちの方もおられると思います。そのような方々は、是非こちらの記事を御覧ください。

オレンジリング取得しました!

オレンジリングは,認知症サポーターの証です。「認知症の人を応援します。」という目印になります。なにか特別なことをするわけではありませんが,「応援者」としてできることをしていきます。

私が活動する豊築エリアや大分県北部(中津市,宇佐市,豊後高田市など)も,少子高齢化の波が押し寄せてきています。豊前市は,高齢者が約4割ともいわれており,それに伴い,認知症の問題は大きな問題と言えましょう。研修のなかでも,大分県の高齢者の5人に1人は認知症高齢者であるという統計の紹介がありました。仕事柄,後見事件や相続関係事件(遺言能力が問題になる場合など),交通事故事件(後遺障害など)で認知症に触れ合う機会も多く,お客様も相応にご高齢の方もいらっしゃることなどから,認知症サポーターとして研修を受け,実務に活かしていきたいと考えておりました。今回,その願いがかなったので,これからの実務に活かしていきます。

研修の中では,約90分にわたり,「99歳 母と暮らせば」という映画を鑑賞いたしました。二男による99歳の母の介護生活を淡々と描いたものです。ナレーションは入りますが,最低限の説明や内心の想いを言葉にしているだけで,解説や説明などの描写はほとんどなく,淡々と生活風景を描いている作品でした。それだけに,ああ,こんな介護生活もあるのだなと感心したものでした。二男さんは,明るい母のおかげで介護も苦にならない旨を述べていましたが,かなり献身的に介護しているように見えましたので,要は心の持ちようなのかなとも感じました。周囲が温かく見守る,応援するという介護生活,あたたかな社会と言うのはこういうものなのだろうとイメージもわきました。大変参考になりました。

認知症と言うのは,はたで見てもよくわからないものです。介護専門職ではありませんが,事件の中で実際にかかわってみても,益々そのような思いを深めています。自分もいつかはなってしまうかもしれない認知症,私も認知症患者の方を温かく見守れるようになりたいですし,これを法律実務のなかでも生かしていきたいと思っています。 enter image description here


ブロガー: 弁護士西村幸太郎

豊前の弁護士です。